113系 基本番台車 ~スカ色~

千葉局管内で活躍していた 113系の基本番台車です。

"でか目"のヘッドライトが特徴的なお顔の電車です。
1980年代初期の 国鉄時代の記録ですが、千葉から先の房総
半島各線で運用された113系は、まだ殆どが「非冷房車」で、
屋根上には押込型ベンチレーターがズラリと並んでいました。

▼千葉行の内房線普通列車
113_千葉局
▲半年以上、殆どの窓が開け放たれている姿が日常でした

横須賀線直通・総武快速線の113系は、冷房化が進んでおり、
真夏の千葉駅で総武快速線から内房外房線の113系へ乗り継
いだ時は、タイムスリップをしたような感覚となりました。

▼ズームアップ
113_千葉局_UP
モーター音を求めて、うっかり モハ113 に乗ってしまうと、
床下抵抗器から発する熱が、強制送風器をかえした生暖かい
風となってムワッと窓から飛び込んでくる場面に遭遇します。
強制送風器がホーム側になった時が、一番最悪な状態でした。

似たようなことが、自然通風式の103系1000番台や西武101
系、営団 5000系 などの抵抗制御車では、一段と高い温度の
「熱風」が、床下から直にあがってきて、あまりの熱さに驚
いたことを思い出します。

西武101系に至っては、ブレーキ制動時の制輪子の焼け焦げ
たような臭いまで漂っていました・・。

抵抗器を積んだ当時の電車は、「走る電熱器」状態でした。


113系 基本番台車 ~スカ色~
おわり