ブルートレイン中里 ~寝台設備はありません・・~
上越線の「越後中里」駅前にある、スキーヤーの休憩所
「ブルートレイン中里」です。
▼越後中里駅 の 駅名標
「里」の読みは「さと」ではなく「ざと」です
▲時代に取り残された昔ながらの駅名標がいい雰囲気ですね
初代プラットホームにかさ上げされた跡や、後付けで延長さ
れた造作の異なるプラットホームの構造物との融合など、大
勢のスキーヤーで賑わった、在来線最盛期の痕跡を感じると
ともに、ハイテク機のバラストレギュレーター KSP2000と
の組み合わせは、時間とともに進化と進歩を続ける、鉄道界
の縮図を見るようです。
「ブルートレイン中里」は、この歴史あるプラットホームと
は反対側の上り線側にある、広々とした駐車場の端にズラリ
と連結されていました。
当時は スハ43系 客車 18両 が 1列に連なっていました。
(記録は 2001年5月)
▼越後湯沢方
▲車体は全車が青地に白帯をまとった統一した姿でした
旧客18両編成の姿は圧巻で、しかも全ての車両が、ちゃんと
レールの上に乗っかっている状態です。
車内は、ほぼオリジナルのまま保たれ、一部の車両がお座敷
(小上がりのフローリング)に改造されたりしました。
▼手前が駐車場、客車の向こう側には 目の前にゲレンデ が
広がっています。合成写真ではありません。実景です!
▲少数ですが オハ47 の姿もありました
一部の窓は黒Hゴムで固定化改造されています
車両と車両の連結空間を利用して、車内から使用できるコイ
ンロッカーが設置されたところもあります。
土地を最大限に活用した、無駄のないグッドアイデアですね。
▼土樽方
▲出入口デッキ部には 鉄製の階段 が かけられていました
ゲレンデ側のデッキにも階段がありますが、スキーシーズン
中には積雪で階段が埋まり、ゲレンデと一体化するようです。
後に、駐車場側とゲレンデ側の通り抜けの不便さを解消する
ために、7号車1両が撤去され 17両 となりました。
現在は更に3つの編成に分割され、一部の車両は、白帯から
赤系帯になった車両があるようです。
▼客車をズームアップ
白帯の面積がもう少々大きいと、50系客車で運転された快速
「海峡」にも見えてきます。
▲現在は、雨漏りを理由に ベンチレーター は 全て撤去されて
しまったそうなので、貴重な記録となりました。
■車両形式・番号
土樽側から1号車~越後湯沢方が 18号車 となります。
以下は3編成に分割された単位での組成です。
この客車を「ブルートレイン」と呼ぶのは「詐欺」ですね・・。
寝台設備がある車両は1両もありませんし、単に「青い列車」
という意味合いでしかありません。
上越国境を越えて、現在の姿を拝んできたいところです。
スキーシーズン中は、また違った趣になるのでしょうね。
ブルートレイン中里 ~寝台設備はありません・・~
おわり
上越線の「越後中里」駅前にある、スキーヤーの休憩所
「ブルートレイン中里」です。
▼越後中里駅 の 駅名標
「里」の読みは「さと」ではなく「ざと」です
▲時代に取り残された昔ながらの駅名標がいい雰囲気ですね
初代プラットホームにかさ上げされた跡や、後付けで延長さ
れた造作の異なるプラットホームの構造物との融合など、大
勢のスキーヤーで賑わった、在来線最盛期の痕跡を感じると
ともに、ハイテク機のバラストレギュレーター KSP2000と
の組み合わせは、時間とともに進化と進歩を続ける、鉄道界
の縮図を見るようです。
「ブルートレイン中里」は、この歴史あるプラットホームと
は反対側の上り線側にある、広々とした駐車場の端にズラリ
と連結されていました。
当時は スハ43系 客車 18両 が 1列に連なっていました。
(記録は 2001年5月)
▼越後湯沢方
▲車体は全車が青地に白帯をまとった統一した姿でした
旧客18両編成の姿は圧巻で、しかも全ての車両が、ちゃんと
レールの上に乗っかっている状態です。
車内は、ほぼオリジナルのまま保たれ、一部の車両がお座敷
(小上がりのフローリング)に改造されたりしました。
▼手前が駐車場、客車の向こう側には 目の前にゲレンデ が
広がっています。合成写真ではありません。実景です!
▲少数ですが オハ47 の姿もありました
一部の窓は黒Hゴムで固定化改造されています
車両と車両の連結空間を利用して、車内から使用できるコイ
ンロッカーが設置されたところもあります。
土地を最大限に活用した、無駄のないグッドアイデアですね。
▼土樽方
▲出入口デッキ部には 鉄製の階段 が かけられていました
ゲレンデ側のデッキにも階段がありますが、スキーシーズン
中には積雪で階段が埋まり、ゲレンデと一体化するようです。
後に、駐車場側とゲレンデ側の通り抜けの不便さを解消する
ために、7号車1両が撤去され 17両 となりました。
現在は更に3つの編成に分割され、一部の車両は、白帯から
赤系帯になった車両があるようです。
▼客車をズームアップ
白帯の面積がもう少々大きいと、50系客車で運転された快速
「海峡」にも見えてきます。
▲現在は、雨漏りを理由に ベンチレーター は 全て撤去されて
しまったそうなので、貴重な記録となりました。
■車両形式・番号
土樽側から1号車~越後湯沢方が 18号車 となります。
以下は3編成に分割された単位での組成です。
▼1号車~6号車
スハフ42 2067
スハ43 2166
オハ47 2232
オハ47 2327 横軽対策車
スハ43 2326
スハ43 2345
▼7号車
現在なし(スハ43 or スハ47 番号不明)
▼8号車~12号車
オハ47 2025 横軽対策車
オハ47 2071
オハ47 2300 横軽対策車
スハ43 2481 横軽対策車
スハフ42 2069 横軽対策車
▼13号車~18号車
スハフ42 2143 横軽対策車
オハ47 2029
オハ47 2027 横軽対策車
オハ47 2258
スハ43 2479
この客車を「ブルートレイン」と呼ぶのは「詐欺」ですね・・。
寝台設備がある車両は1両もありませんし、単に「青い列車」
という意味合いでしかありません。
上越国境を越えて、現在の姿を拝んできたいところです。
スキーシーズン中は、また違った趣になるのでしょうね。
ブルートレイン中里 ~寝台設備はありません・・~
おわり
コメント