宮崎リニア実験線 走行試験開始記念日 1977.7.26

記念日シリーズ VoL.15

今から43年前の1977年7月26日、宮崎リニア実験線でリニア
モーターカーの走行試験が開始されました。

そこで今回は、リニア技術の成長の地となった九州宮崎と
産声をあげた東京国立の2つの実験線のことを綴ります


■宮崎実験線 と ML500
▼時速500km/h を目指して命名された「ML500」

ML500宮崎_1
宮崎実験線は、当初一部が完成した 1.3 km あまりを使用
して走行実験を開始しました。

▼宮崎実験線 略図
宮崎実験線
翌年には 4.7km を使用し337 km/h の磁気浮上走行に成功、
7km完成時には376 km/h、そして1979年12月 に 宮崎実験
線における 最高速度 517 km/h を達成しました。

▼実験センター指令室
コントロールセンター
▼子供向けの配布物(下敷き)にも この成果をアピール
ML500宮崎_2
ML500を用いた実験は、ひとまず目的を達成、次の実験
ステージ「有人浮上走行」へバトンを渡すこととなり、実験
線のガイドウェイを「逆T型」から「U型」ガイドウェイへ、
改修することとなりました。

一躍スターとなったML500は、当然トイの世界にもその
姿がお目見えすることにもなりました。
 
※ML500タイプモデルはこちら



■鉄道技術研究所の実験線 と ML100

 宮崎実験線ができる5年前、東京・国立にある鉄道技術研
 究所で「ML100」の有人浮上走行を行っていました。
 (現:鉄道総合技術研究所(JR総研))

▼有人走行のスタートラインに立った ML100 を 正面から

ML100総研1
1972年10月14日、鉄道100周年を記念して研究所の実験線
が一般公開され、有人浮上走行で 60km/h を記録しました。

▼有人浮上走行に挑む ML100
ML100総研2
▲正確な乗車人数は把握していませんが3人はいそうですね


ML100のネーミングは、MLは Magnetic Levitation
(磁気浮上)の頭文字、
100という数字は 鉄道100周年
からとったものだそうです。



▼役目を終え 研究所に静態保存された姿
ML100総研3
▲以前は研究所正面玄関前に常設されておりましたが、
 近年は研究所内に移され、毎年開催される研究所主催の
 「平兵衛まつり」で、出会うことが
できます。

▼車体外板がリベット打ちされていた造りは以外でした
ML100総研43
▲J.N.R マーク が 誇らしげです


中央リニアの建設をめぐって、JR東海さんと静岡県さんが
もめていますが、これまでの研究・実験の成果が無駄になら
ないよう、リニア営業線の無事の開通をお祈りいたします。


           *  *  *


■JR総研さんのリニアグッズ
 研究所内の喫茶店で販売されていた、ジェイーアール総研
 エージェントさん(JRSA)オリジナル商品に、ML100
 のグッズがありました。

▼フェイスタオル 側面柄(今治製)
ML100タオル
フェイスタオルは、正面柄もあったようです。
これ以外にも、ペーパークラフトや、リニア煎餅もありま
した。現在
でも入手できるのかは不明です。

最先端の技術を誇るリニアも「煎餅」にしてしまう日本人
の発想がなんだか笑えました。
研究所にとっては、初期のML100に思い入れがある事
が伺えますね。


宮崎リニア実験線 走行試験開始記念日 1977.7.26
おわり