思い出のスナップ「キハ80系  特急 くろしお 号」
 ~名古屋にも顔を出していた「くろしお」~


1965年3月に誕生した 特急「くろしお」号です。

名古屋ー天王寺間、紀伊半島をぐるりと回った 約500km を
9時間で結びました。
くろしお 2
▲先頭車はキハ82でスタート

当初は 東京と南紀の間を、名古屋で新幹線と接続する輸送
に重点をおいていましたが、のちは 天王寺から南紀西側ル
ートを主軸として増発され、関西寄りの列車に変化しました。
くろしお 1
▲1972年10月から キハ81 が 仲間入り

キハ80系は、1978年の紀勢本線新宮電化時に 381系電車に
置き換えられるまで活躍し、ブルドック の愛称で親しまれた
気動車特急の元祖 キハ81 も「くろしお」を最後にその活躍
に幕を降ろしました。
くろしお キハ81 KATO
▲名古屋発着の1往復に限定運用された キハ81 の ”くろしお ”
 をモデルで再現  ( KATO製品 ”くろしお” モデル )


381系化を機に、新宮駅を境に系統分離され、天王寺- 白浜
・新宮間の列車を「くろしお」、名古屋-新宮・紀伊勝浦間
の列車は「南紀」と整理され、新たなスタートを切りました。

この運行形態が国鉄分割民営化後にも継承され「くろしお」
は JR西日本、「南紀」は JR東海の列車となった訳です。
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▲紀勢本線を行く 381系をモデルで再現  ( Tomix製品 初代モデル )

「天王寺発着」という印象が強かった「くろしお」も、今や
大阪・新大阪を越えて、京都まで顔を出すようになり、その
昔、名古屋で新幹線に接続していた時代があったことは、時
間の経過とともに、次第に忘れ去られてしまいました。
くろしお 3
▲名古屋でかろうじて東海道新幹線 0系と並んだスナップ

電車化後は 381系、485系の時代を経て、283287289
と 次々に新系列の車両が投入される、JR西日本の人気列車
成長しました。


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思い出のスナップ「キハ80系  特急 くろしお 号」
 ~名古屋にも顔を出していた「くろしお」~

おわり