郵便・荷物合造車

荷電の話題から派生して、電車の郵便・荷物合造車の記録です。

前回記事の幹線のように大きな輸送力を必要とする線区には、
専用の車両と専用のスジが設けられましたが、地方ローカル線と
なると専用に設ける程の輸送力は必要ないことから、旅客車両の
一部に荷物室を設けて旅客列車のスジで併用輸送する手段がとら
れました。

▼クハユニ56
                       飯田線

クハユニ56_iida
こちらの車両は荷物輸送だけに留まらず、郵便輸送も併用
する目的で、"クハユニ"という合造形式が生まれました。

飯田線には"クモハユニ"という5つの記号を並べる合造車も
ありました。

古くは客車の"オハニ"や、気動車の"キハニ"、"キハユニ"と
いった合造形式がお馴染みでしたが、電化されたローカル
輸送用にもこのような合造形式も生まれた訳です。


▼クモハユ74
                      房総西線
クモハユ74_boso
こちらの車両は房総地区で活躍した郵便輸送の合造車で、
1978年まで活躍しました。


近年のローカル線では人手不足という問題から旅客車両に
荷物を載せる輸送形態が復活しておりますが、旅客と荷物
室を区分する専用形式車をおこすまでには至らず、旅客室
内を共有する流れになっていますね。

この手段は荷物車が廃止された後に幹線の上野口普通列車
でも新聞輸送を目的に普通車を仕切って行われました。

▼クハニE232?                上野駅
上野口新聞輸送011
入り口には荷物室と書かれた幕が掲示され、室内にも客席と
の間に荷物用いう幕が掲示され簡易的に仕切られています。
上野口新聞輸送012
さしずめ "クハニE232" といった状態です・・。
まあ効率的な輸送と言ってしまえばそれまでですが、それなりに
乗車率がある幹線の列車ですから、座席を荷物に奪われた
旅客に
とっては、ちょっといただけない光景ですね・・。


郵便・荷物合造車
おわり