東武鉄道の電機と貨物 ~ED5010・5060・5080形 と ヨ101形~
東武鉄道さんの古典蒸気の置き換え目的で,最終的な "無煙化"
を果たしたのが、ED5060形 電気機関車です。
1960年から1966年の間に、東芝さんで 5061~73 の 13両
が製造されたことで、当時在籍していた蒸気機関車が,全廃の
運びとなりました。
▼本線系統で活躍した晩年期の ED5060形(5063号機)
性能的には先輩の ED5010形(日立さん製)と同じでしたが、
角張った車体形状、車体裾を台枠まで伸ばす、前面窓を高く
するなどで、そのスタイルは変化を遂げています。
▼東上線系統で活躍した ED5010形(5017号機)
ED5060形の後に誕生したED5080形は、1970年に成田空港
建設の砕石輸送用に増備されたグループで、重連総括制御が
行える仕様で、5081 ~ 5083 の3両が製造されました。
▼ED5080形 の 美しい姿(5083号機)
当初この3両は、新東京国際空港公団さんが所有する "私有
機関車" (車籍は東武鉄道さんにあり)でしたが、成田空港
の完成後に、所有権も東武鉄道さんへ譲渡されたという経歴
を持つ機関車です。
▼往年の東上線 貨物列車 最後尾にヨ101形の姿があります
1971年に ED5061~65 の 5両にも”重連総括制御”が行える
よう改造されたことで、性能的には この5両と、ED5080形
との区別がなくなり、両車一緒に、重連運用も務めました。
▼貨物輸送終焉記念 に 発売されたパスネット(5063号機)
私鉄最大数の電機を保有していた東武鉄道さんも、貨物列車
の削減で、久喜 - 北館林荷扱所 間に走っていた 石油輸送列
車を最後に、貨物輸送から撤退する運命を辿り、最後まで残
された車両は甲種輸送などで余生を送り、去っていきました。
▼東武鉄道さんの貨物輸送の歴史
▲さようなら貨物 の パスネットの台紙から
SLを一掃する目的で投入された電機が退いてから、また
新たにSL(→大樹号)を迎え入れるという流れも、その
目的は根本的に違うにせよ、なんだか可笑しな話ですね。
複数両のSL復活はあっても、この先の未来に「あの電機
を復活させよう」なんて話は、湧いてこないのでしょうね。
と、言うことで電機の復活運転は、モデルの世界で・・
--(もけい鉄 雑談)---------------------------------------
■東武鉄道さんの貨物列車をモデルで再現
▼東武鉄道さんの 大スター と 貨物列車のすれ違いを再現
▲ED5060形は ワールド工芸さん、DRCは マイクロエースさん製品
まだ機番プレート類の「お飾り」が 済んでいません・・
▼東武鉄道さんの貨物列車と言えば、ヨ101形 は 外せません
▲こちらも ワールド工芸さん の製品です(ヨ127)
▼実例はありませんが、ヨ101 の塗装とお似合いのセメント
ターミナルさん所有 の タンク車を 牽引させてみた様子。
▲模型の世界ならではの、おおらかな楽しみ方のひとつ。
セメントターミナルさんのタキは、Tomixさんの初期製品
ED5060形・5080形とヨ101形とも、数年前に比較的安価な
"鉄コレ"で製品化されましたが、その昔、ワールド工芸さん
からこれらが製品化された当時、高嶺(高値)の花ではあり
ましたが、どうしても手元に置きたくて、お迎えを致しまし
たが、その出来栄えは「大満足」でした!
▼両車 "手すり" の 造作がシャープです。 "社紋" も 美しく。
▲昔実際に見た、留置線で仲良くお昼寝中の情景を再現
鉄道貨物が元気一杯だった頃によく見たペアであったことか
ら、この2両がいるだけで、東武鉄道さんの雰囲気満点です。
-------------------------------------------------------------
▼貨物輸送終焉記念 に 発売されたパスネット の 台紙
(当記事の一番最初の写真は, この台紙のものです)
* * *
■東武の電機と車掌車に会いに行く
・ED5010形:東武博物館 (ED5015 1次車)
:長戸路児童公園(ED5020 2次車 + ヨ126)
・ED5060形:子ども総合科学館(ED5067 + ヨ137 + ワラ)
東武鉄道の電機と貨物 ~ED5010・5060・5080形 と ヨ101形~
おわり
東武鉄道さんの古典蒸気の置き換え目的で,最終的な "無煙化"
を果たしたのが、ED5060形 電気機関車です。
1960年から1966年の間に、東芝さんで 5061~73 の 13両
が製造されたことで、当時在籍していた蒸気機関車が,全廃の
運びとなりました。
▼本線系統で活躍した晩年期の ED5060形(5063号機)
性能的には先輩の ED5010形(日立さん製)と同じでしたが、
角張った車体形状、車体裾を台枠まで伸ばす、前面窓を高く
するなどで、そのスタイルは変化を遂げています。
▼東上線系統で活躍した ED5010形(5017号機)
ED5060形の後に誕生したED5080形は、1970年に成田空港
建設の砕石輸送用に増備されたグループで、重連総括制御が
行える仕様で、5081 ~ 5083 の3両が製造されました。
▼ED5080形 の 美しい姿(5083号機)
当初この3両は、新東京国際空港公団さんが所有する "私有
機関車" (車籍は東武鉄道さんにあり)でしたが、成田空港
の完成後に、所有権も東武鉄道さんへ譲渡されたという経歴
を持つ機関車です。
▼往年の東上線 貨物列車 最後尾にヨ101形の姿があります
1971年に ED5061~65 の 5両にも”重連総括制御”が行える
よう改造されたことで、性能的には この5両と、ED5080形
との区別がなくなり、両車一緒に、重連運用も務めました。
▼貨物輸送終焉記念 に 発売されたパスネット(5063号機)
私鉄最大数の電機を保有していた東武鉄道さんも、貨物列車
の削減で、久喜 - 北館林荷扱所 間に走っていた 石油輸送列
車を最後に、貨物輸送から撤退する運命を辿り、最後まで残
された車両は甲種輸送などで余生を送り、去っていきました。
▼東武鉄道さんの貨物輸送の歴史
▲さようなら貨物 の パスネットの台紙から
SLを一掃する目的で投入された電機が退いてから、また
新たにSL(→大樹号)を迎え入れるという流れも、その
目的は根本的に違うにせよ、なんだか可笑しな話ですね。
複数両のSL復活はあっても、この先の未来に「あの電機
を復活させよう」なんて話は、湧いてこないのでしょうね。
と、言うことで電機の復活運転は、モデルの世界で・・
--(もけい鉄 雑談)---------------------------------------
■東武鉄道さんの貨物列車をモデルで再現
▼東武鉄道さんの 大スター と 貨物列車のすれ違いを再現
▲ED5060形は ワールド工芸さん、DRCは マイクロエースさん製品
まだ機番プレート類の「お飾り」が 済んでいません・・
▼東武鉄道さんの貨物列車と言えば、ヨ101形 は 外せません
▲こちらも ワールド工芸さん の製品です(ヨ127)
▼実例はありませんが、ヨ101 の塗装とお似合いのセメント
ターミナルさん所有 の タンク車を 牽引させてみた様子。
▲模型の世界ならではの、おおらかな楽しみ方のひとつ。
セメントターミナルさんのタキは、Tomixさんの初期製品
ED5060形・5080形とヨ101形とも、数年前に比較的安価な
"鉄コレ"で製品化されましたが、その昔、ワールド工芸さん
からこれらが製品化された当時、高嶺(高値)の花ではあり
ましたが、どうしても手元に置きたくて、お迎えを致しまし
たが、その出来栄えは「大満足」でした!
▼両車 "手すり" の 造作がシャープです。 "社紋" も 美しく。
▲昔実際に見た、留置線で仲良くお昼寝中の情景を再現
鉄道貨物が元気一杯だった頃によく見たペアであったことか
ら、この2両がいるだけで、東武鉄道さんの雰囲気満点です。
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▼貨物輸送終焉記念 に 発売されたパスネット の 台紙
(当記事の一番最初の写真は, この台紙のものです)
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■東武の電機と車掌車に会いに行く
・ED5010形:東武博物館 (ED5015 1次車)
:長戸路児童公園(ED5020 2次車 + ヨ126)
・ED5060形:子ども総合科学館(ED5067 + ヨ137 + ワラ)
東武鉄道の電機と貨物 ~ED5010・5060・5080形 と ヨ101形~
おわり
コメント
コメント一覧 (2)
蛸次郎個人的には、鉄道貨物を増やしてトラック輸送をもっと減らして欲しいものです。そうすると道路渋滞も減少するし、道路の傷みも緩和されると考えます。
それにしても東武の機関車は大きさとしても手ごろなもので、Nの世界でも欲しいものです。運よく鉄コレでもあれば購入したいものです。
波浪規定
がしました