さよなら東海道新幹線0系 ~ 最後にならなかった「ひかり313」号~

今から23年前の、1999年7月31日 土曜日の記録です。

▼臨時「ひかり313」号 の 晴れ姿(YK41編成)
さよなら0系_1
1999年9月18日をもって、東海道新幹線から0系の定期運用
を終了することが決まったことに先立ち、 0系による臨時の
「ひかり」号が、 7月31日 に 東京 - 新大間 で 運転される
ことになったのでした。

▼0系ひかり号が入線した 東京駅16番ホームの賑わい風景
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当時の東海道新幹線は、既に 0系は「ひかり」から撤退して
おり、「こだま」に数本を残すのみとなっている状態でした。

▼皆さんの狙いは、久々に見る 0系「赤いひかり」の "幕"
さよなら0系_4
▲「青いひかり」も 撮っておけばよかった と後悔です・・

▼何やら報道クルーがいたようで、照明が当てられた場所を
 取り囲むギャラリー集団が・・小生はその場面より0系と
 パタパタを一緒に撮りたくて、その情景を絡めた記録に・・
さよなら0系_5
▲途中の停車駅は 名古屋と京都の2駅で2時間55分で走破

小生世代だと、時速 210Km/h、東京 - 新大阪 3時間10分と
いう「夢の超特急」と言われた、元祖 新幹線「0系」時代の
時間感覚が、未だに色濃く刷り込まれています。

スピードアップ後の「ひかり」と、その後の「のぞみ」への
乗車機会が圧倒的に少ないことも、その感覚が拭えない原因
のひとつとなっています・・。

▼老若男女、多くの方々が「0系」の 思い出を胸に刻み・・
さよなら0系_2
▲臨時「ひかり313号」は、全車指定席で運行されました

小生は幸運にも、この列車の指定席にありつけたため、久々
に 東京から新大阪 まで、0系「ひかり」を 満喫することが
できました。

▼さよなら東海道新幹線0系 記念乗車証(おもて)
さよなら0系_6
当初はこの 7月31日「ひかり313号」のみを運転する予定
でしたが、夏休み期間で「大好評」となったことから、後
から上下1本ずつ「ひかり」号が 追加運転されることに・・。

▼さよなら東海道新幹線0系 記念乗車証(うら)
さよなら0系_7
▼追加運転された 最後の 0系16両「ひかり」
(下り)
 ・8月8日   ひかり321号(YK41編成)
         東京 13:28発、新大阪 16:23着
(上り)
 ・8月28日 ひかり306号(YK29編成)
       新大阪 10:23発、東京 13:17着


そのため、せっかく乗車した「ひかり313号」は、東海道
新幹線最後の0系「ひかり」とはならなくなった、という
オチがついた列車になってしまったのでした・・。


          *  *  *


■0系こぼれ話
昔0系乗車時の「密なお楽しみ」として、車体の伸縮状態を、
物理的に "手で感じ取る" 、ということをやっていました。
21形_解剖図
これは走行時に、
列車のすれ違いやトンネル通過時に生じる
気圧の変化で、車体側面が膨らんだり縮んだりする現象があ
って、窓側の座席の側面と車体の化粧板の間に指先を入れて
いると、指が圧縮されたり、解放されたりする感覚を、肌で
体感することができました。

0系では、この動作が特に大きかったため「金属疲労って、
こういうことの繰り返しで起こるんだなあ」と実感したもの
でした。きっと車内の気密性が高い新幹線だからこそ体験で
きたものかと。今の新幹線でも体験できるのでしょうか・・。


今回記事の列車とは一切関係ありませんが、静岡駅で撮った
0系の編成写真が出てきましたので、ここに掲載いたします。

▼静岡駅下りホームを出発する 0系 16両編成 
さよなら0系_8
▲小窓車が大半となった中、この編成の 15号車には、まだ
 「大窓車」が 活躍している姿がありました


35形ビュ
ッフェ車で見た、針の速度計も なつかしいです・・。

▼0系大窓車での 思い出話
 (速度計の写真もあります)



さよなら東海道新幹線0系 ~ 最後にならなかった「ひかり313」号~
おわり