竜華機関区【竜】~つらら切りを付けて紀伊半島を走った電機~

関西線(大和路線)と、おおさか東線 が 接続する 久宝寺駅
付近にあった、国鉄時代の竜華機関区」です。

▼ありし日の 竜華機関区 に並ぶ 直流電気機関車群
ORC_竜華機関区
▲茶色の電機はEF15のみですが、かつてはEF52もいました

ここに配属された機関車のヘッドライトは、シールドビーム
2灯化に改造
された姿で活躍しました。

改造された理由は、トンネル・カーブが多い、紀勢西線電化
で投入された1灯形ヘッドライトの電機に対して、改善の声
(現場要望)が あったためでした。

・照度の増加と球切れの低減 → シールドビーム化
・運転中の球切れによるライト機能喪失の回避 → 2灯化

これを実現するため、従来のライトカバーに2灯を横並びで
収まる小型シールドビームが採用され、竜華機関区の1灯形
仕様だった電機のライトは、ブタ鼻化とされたのでした。

▼ライトが改造された姿の【】EF15 158号機
ORC_EF15-158
▲「サヨナラ EF58・EF15重連の旅」号 に 抜擢されました

機関区があったころの 久宝寺駅付近 の 空中写真
竜華機関区_国土地理院
▲左上に見える 扇形機関庫 が あるあたりが 
竜華機関区
  (国土地理院 1979)

この地には、竜華操車場・竜華信号場・竜華機関区・竜華客
貨車区がありましたが、後に全てが廃止されてしまい、その
跡地は再開発され、現在その痕跡は失われてしまいました。


1980年代に入り各地のゴハチが淘汰される中、竜華のゴハチ
は、客レが残され続けたため、まだまだ安泰でした。

▼大窓+つらら切り の姿で、かつては、青大将色をまとって
 活躍した経歴を持つ栄光の機体 【竜】EF58 66号機
ORC_EF58-66
▲引退に際して、シールドビーム2灯から、原型の LP402型
 に復元(44号機のものを利用)され、「サヨナラ EF58・
 EF15重連の旅
」号 に 抜擢されました。

66号機は上越地区への配備歴はありませんが、東京区時代に
高二区へ貸し出された際、つらら切りが装備されたようです。

竜華区に一緒にいた EF58 39号機 も、つらら切りを装備し
ていましたが、紀伊半島を走ったゴハチに対しては「つらら
切り」と言うより、「ひさし」と言った方が適切でしょうか。

「旅客用機関車」というカテゴリーも、いつの間にか消え去
ってしまいました。


竜華機関区【竜】~つらら切りを付けて紀伊半島を走った電機
おわり