Nレイアウト探訪 ~ぶらり途中下車の旅~

今回のレイアウト探訪は、街中の細かい情景を中心に見てい
「ぶらり散歩」です。なのでちょっと「鉄分」少な目です。

(以下、レイアウトの住人になった体で妄想散歩を・・)

~いろいろと ”欲しい情景” を 所狭しと凝縮しているため、全体を眺めると
 時代設定に アンマッチ が生じておりますが、その点はご容赦ください~


■メインターミナル の 駅前広場 と バスターミナル
まずはお決まりの、駅前広場から散策開始です。


2階にある改札口を抜けて表へ出ると、1階へ降りる階段の
踊り場があります。階段がある所は線路の真下にあたり、階
段は左右1箇所ず
つ設けられ、画面左手へ下りるとタクシー
乗り場へ、画面右手へ下りると、バスターミナルがあります。

▼高架駅出入口の階段付近 を 駅前通りから見た風景
駅前広場_1
▲新幹線が見える直下に2階改札口へ通ずる階段があります


駅前広場とバスターミナルは、駅前を貫く道路と高架駅との
間に設けられているため、開けた空間となっています。

▼バスターミナル側から見た駅前風景
駅前広場_7_バスのりば
▲左手が駅前通りで、バスターミナルの背後が駅前広場です

駅前通りから分岐した区画に、小さなバスターミナルが設け
られ、路線バスの他、高速バスもここに発着しています。

近年は路線バスの走らない地域を循環する、自治体運営の小
型のコミュニティーバスも乗り入れるようになり、この場所
一箇所で相互の乗り換えが可能となり利便性が向上しました。
そんな訳で、バスのいない時間帯の方が、少なくなりました。

▼駅前広場の風景
駅前広場_0
▲広場の右手外れには、赤い屋根の公衆電話ボックスが健在
 で、ボックス内の電話機は、緑色のテレカ対応機種です

駅前広場は、時計台を中心としてその周りには街路樹が植え
られており、
遊具設備のないちょっとした公園のような雰囲
気です。街灯の数も多いので、夜間でも明るい環境です。

高架駅の左右の階段が接続する中央付近の傍には、かつてこ
の地で活躍した、小型のSLが 
静かに佇んでいます。

それではSLの近くへ、行ってみることにしましょう。


■駅前広場に佇むSL
広場に静態保存されているSLは、C形のタンク機でした。
正式な形式は不明ですが、車体には白のペイントで書かれた
「5」という数字が確認できます。
雨ざらしの環境で、少々ホコリをかぶっておりますが、ボラ
ンティアの方々の手で定期的にメンテナンスされているそう
で、機体そのものに目立ったサビもなく綺麗に保たれており、
車体裾の白いラインも、くすみがなくスッキリとしています。駅前広場_3_SL
ただ残念なことに、SLの容姿を大きく左右する「煙突」を
失っており、是非とも "復元" されることを祈ります。


■ストリートミュージシャン
SLを正面から撮ろうと思ったのですが、その手前では男性
2人組のストリートミュージシャンがギターを持って、何や
ら聞き慣れないオリジナルソング?を歌っていました。
駅前広場_2
ミュージシャンの前には、応援する男女2人が見守り、黄色
い服を着た男性はリズムをとって手拍子を、青い服を着てい
る女性は、地べたに座り込んで下から見上げるように聞き惚
れている様子でした。

この後彼らの前で足を止めて取り巻く方々が、時間の経過と
共に次第に増えていきました。
通行の妨げにはなっていない
ものの、公共の場を陣取って音を奏でる行為は大丈夫なんで
しょうかと、ちょっと心配になりました・・。


■駅前交番
広場の端には小さな交番があり、その横には年季の入った
パトカーが駐車していました。まだ動くのでしょうか?・・。
交番の名は「警視庁七曲署派出所」と称するようです。
知る人ぞ知る、思わず「ニヤリ」とする あの名称ですね。
駅前広場_4_交番
交番にいた若いおまわりさんに、SLの前にいるストリート
ミュージシャンのことを話したら、彼らはちゃんと許可をと
ったうえで、あの場所で定期的に活動しているとの事でした。
なんでも地元のケーブルテレビも取材に訪れたそうで、それ
がきっかけで、ここ最近人気急上昇らしいです。

おまわりさんも勤務中ながら、アンプスピーカーから聞こえ
てくる彼らの曲には、癒されているそうで。警察官が平和に
過ごせている環境がなによりです。


■タクシー乗り場 と ご当地名物の個人タクシー
交番の前には駅前通り沿いの一角に、タクシー乗り場があり
ます。歩道側には屋根もあり、雨の日も傘をささずに済むの
で助かります。

地元の人の話によると、同じ乗るなら会社経営のタクシーよ
り、個人タクシーがお勧めなんだそうです。
なんでも、車内の内装や座席シートは、品のよい高級感があ
って居心地が格段によいそうです。列車に例えるなら、会社
の車は普通車、個人車はグリーン車だと。

更には降車場所近辺になると、料金メーターを気持ち早めに
停止してくれるそうで、いつも最後のワンメータを「得した
気分」にさせてくれるというのです。

▼客待ち中のタクシー(前が某社の車、後ろが個人車)
駅前広場_5_タクシー
タクシー業界もお互いが競争相手、顧客確保にしのぎを削り、
この地域で営業する個人タクシーは、内装の差別化で「また
乗りたくなるタクシー」「指名されるタクシー」をスローガ
ンに、日夜奮闘しているそうです。

乗り場には丁度、その個人タクシーが客待ちをしていました
が、今回はお散歩旅なので、別の機会に体験してみようと思
います。運転手さんは、人のよさそうなご年配の方でした。


■マクドナルド駅前店
タクシー乗り場の背後には、老舗のマクドナルドがあります。
この店舗は、駅が高架化される前からここ駅前一等地に構え
ており、人の流れを最大限に生かせる高条件の整った立地で
ずっと商いをされています。
駅前広場_6_マック
駅が高架化されてから、高架下の名店街に新しいライバル店
が出店しましたが、その影響は殆どないそうで、いつ来ても
満員御礼、老舗マックの底力を感じました。
マックの座席にありつけなかったお客様が"仕方なく"、高架
下のライバル店へ流れる・・といった構図のようです。

今日のお昼はテイクアウトで、マックのセットにしようかな。


■街道 と 老舗旅館
駅前通りから分岐した街道を進みます。駅前とは打って変わ
って、少々古びた、背の低い建物が並ぶ街並みに変わります。
道路は少々渋滞気味ですが、歩いている人は少なくなります。

前方には鉄道の高架が貫き、街道はその線路に沿って続いて
います。また、この先には一級河川があり、川を渡る鉄橋も
チラッと見えています。

▼街道の情景
駅はずれの街道_1
赤い自動車の左手には、木造造りの大きな旅館があります。
駅前にはビジネスホテルもありますが、「畳に布団」が落ち
着く方々には、こちらの旅館が人気のようです。

▼一級河川の堤防側から見た 大きな瓦屋根の旅館
駅はずれの街道から見た旅館
この旅館には腕利きの板前さんがいて、宿泊客に提供される
朝夕のお食事はどれも絶品で、正に「胃袋を掴まれる」とい
っても過言ではありません。美味・美食
付きの宿泊料金は、
大変リーズナブルで、顧客満足度 "満点" の 5つ星旅館です。



■街道沿いの理髪店
この地に古くからある昔ながらの佇まいの「カワイ理髪店」
さん。お店と住居が一緒となった木造の建屋で、初老のご夫
婦とその息子さんで切り盛りなさっています。
いっぺんに3人のお客さんを捌ける内装ですが、お店の方そ
れぞれに専任のお客さまがおられることから、イスが空いて
いるからと飛び込みで入ると、しばらく待ちとなるケースが
あるので、ご来店の際は予約をお勧めします、とのことです。

お店の前には、これまた年代物の電話ボックスが健在でした。
ここだけ見ると、タイムマシンで過去にやってきた感覚です。
街道沿いの理髪店
お店のご主人は、大の競馬好きで、店内ではレース時間にな
ると、決まってラジオから競馬中継の音声が流れてきます。
常連のお客さんもこれが当たり前になっていて、誰一人文句
を言う人はいません。競馬好きのお客さんが来店すると終始
お馬さんの話に花が咲きます。

お店の名前に「カワイ」とあるでの、てっきり苗字かと思い
きや、ご贔屓の騎手のお名前だそうで・・恐れ入りました・・


■レンガ造り の 橋台・ 橋脚 と アベック
一級河川を渡り始める鉄道橋の下を小さな道路が貫ています。
この道路上に架かる桁を支える橋台と橋脚は、レンガ造りの
立派な構造物で、
駅前広場にいたSLが活躍していた時代か
ら、ずっと鉄路を
支え続けているそうです。レンガ橋台・橋脚のガード
そんな歴史ある橋脚の裏手では、まだお天道様がお高い時間
帯でしたが、熱々のアベックの姿が
・・。(言い回しが古い?)
今の若者はオープンですね。
もっと橋の奥の暗い所で・・と。
初心忘るべからず、いつまでもお幸せに・・。


■関所跡に立つ マンション
レンガで支えられたガードをくぐった先には台地があり、台
地に繋がる坂道を上ると住宅街が広がります。坂道を上らず
平地側の台地の付け根伝いに伸びる路地を進むと、台地に
あるマンションの直下に、城壁らしきものが出現します。
マンションの情景
なんでもここは、マンションを建設する前は、小さな丘で雑
木林に囲まれていたそうで、宅地化の造成工事の際、マンシ
ョンの基礎を築く過程で掘削した場所から、年代物の「石垣
と建物の基礎」が 出土したそうです。

遺跡調査の結果、その昔ここには、この先にある一級河川敷
に通ずる道があって、河川の対岸とを行き来する「渡し船」
の乗船場の直前の地に「関所」が設けられていたことが判明。

その痕跡を後世に残すべき、と推進する方々との協議の結果、
マンションの建設と合わせて、当時の場所に可能な範囲で、
「関所」の一部が復元されたそうで、こんな不思議な情景が
出来上がったそうです。

ここを歩かないと気
づかない、隠れた街の歴史を発見するこ
とがで
きました。


■一級河川の堤防情景
この場所は、過去にもご紹介したことがある情景です。
昔あったとされる「渡し船」の乗船場跡は、河川改修の際に
行われた護岸工事で、すっかり失われてしまったそうです。
一級河川の堤防
河川に沿って伸びる堤防一帯は、鉄橋以外に遮るものがない
ため、日差しも、風通しも大変よい場所
で、住人のが、
思い
思いの時間を過ごす、癒しの場となっています。

ではここで、私もちょっと一休みすることに。先程、駅前の
マックで買っておいた ランチセットで、モグモグタイム。

一服後に鉄橋周辺で、ちょっとだけ「とり鉄」タイムを・・
鉄橋_とり鉄


          *  *  *


今回は、ひとまずこの場所で締めくくります。
次回のNレイアウト探訪は、この河川を渡った、対岸地域を
散策したいと思っております。

妄想物語にお付き合いいただき、ありがとうございました。


Nレイアウト探訪 ~ぶらり途中下車の旅~
つづく