Nレイアウト探訪 ~トラス形跨線橋のある風景~

今回のレイアウト探訪は、複線の本線線路を跨ぐ歩行者専用
道の「トラス形跨線橋」を見に行きたいと思います。
(以下、レイアウト住人視点の妄想物語です・・)

跨線橋設置までの経緯
台地となっている地形の終端となる谷間には、在来線の複線
線路がカーブで通っており、このカーブ内側の平地域へ往来
するには、線路とは反対側の右手方向へ台地上を大回りする
車も通れる「コ」の字形のルートを辿って坂道を下り、更に
この複線線路にある「踏切」を 渡る必要がありました。

跨線橋が設置される前の情景 右手が台地域の終端
Nゲージ_トラス形跨線橋_1
そんな大回りを強いられる経緯から、台地域の住人からは、
すぐ目の前に広がる平地域とを線路上空を跨いでショートカ
ットできる「歩道橋」の設置要望が、以前から出されており
ました。実際、台地から平地域へ貫く線路は、高架線となっ
て延びており、平地の曲線線路区間を跨いでいます。

台地終端の土地は、当鉄道会社が所有する社宅の一角となっ
ており、歩道橋の設置に当たっては
早くから同意しておりま
したが、平地側の地権者と行政側の調整が難航していました。

跨線橋が設置される前の社宅区域の情景
Nゲージ_トラス形跨線橋_2
▲過去記事 <社宅(集合住宅モデル)> からの ひとコマ

平地側の歩道橋建設地には、路面電車線と在来線のカーブに
挟まれた、猫の額ほどの「児童遊園」があって、この土地の
所有者が近隣地域の子達の遊び場として、遊具も含めて周
辺住民との
有志で設営していたという背景もあって、土地の
提供の合意には、なかなか至らなかったようです。

歩道橋が設置される前の平地側にあった児童遊園
Nゲージ_トラス形跨線橋_3
▲左に 路面電車線、右に 在来線のカーブ に 挟まれた区画

児童遊園の土地を提供する前提条件として、子供達の遊び場
の「代替え地」を近隣に設ける、ということが壁となってい
たことから、比較的近くにある鉄道車両工場の一角を供出す
ることになり、工場の廃車置き場の一部を「児童遊園」とし
て使ってもらうことで一件落着した、とされています。

鉄道会社側の工場用地提供の動きは「社宅の区画提供をごね
ているのではないか」という、よからぬ誤解を一部に招いて
いたこともあって、これを払拭するねらいもあったようです。

▼車両工場の廃車置き場横に移設された児童遊園の様子
入場線探訪13
▲過去記事 <Nレイアウト探訪 ~車両工場入場線~>の ひとコマ

遊具は従来のものが再利用され、敷地も若干広くなりました。


跨線橋設置後の情景
 建設途中の記録は残念ながらないため設置完了後の情景を。

▼児童遊園の区画に建設された 跨線橋の階段部分を望む
Nゲージ_トラス形跨線橋_4
▲在来線の架線とのクリアランスの関係で、カーブに沿って
 角度を付けた高さのある階段が設けられました

▼複線線路を跨ぐ部分はトラス形の造作で構築されています
Nゲージ_トラス形跨線橋_5
階段周辺に残留していた遊具類は この後 移設されました

▼従来の歩行ルート上の踏切から トラス形跨線橋 を望む
Nゲージ_トラス形跨線橋_6
▲高さがあるため、階段の段数が多いですが、従来の大回り
 歩行ルートより、大幅な距離と時間の短縮となりました▼
Nゲージ_トラス形跨線橋_7
跨線橋の両端には「街路灯」が設けられ夜間も安心です

▼路面電車の停留場 と コンビニ も 一気に近くなりました
Nゲージ_トラス形跨線橋_8
▲"跨線橋設置効果" は、コンビニの売上増にも貢献しました

このトラス形跨線橋上は、"とり鉄" の皆様には、新たな撮影
スポットとなったようですが、
あくまで地元の方々の生活道
路ですので、通行の邪魔にならないよう、活動していただき
たいと願うばかりです。

    
          *  *  *


今回探訪した「トラス形跨線橋」は、以下の製品を現物合わ
せで 加工・切り継ぎ を 行ったものです。

▼ホビーセンターカトー 28-402 KATO × FALLER 
 トラス形跨線橋 淡緑 組み立てキット

Nゲージ_トラス形跨線橋_9
(出典:ホビーセンターカトー H.P)
 →こちらからどうぞ  

独特の存在感を漂わせるその姿は、いろいろな用途に応用
きそうな グットアイテム です。

※小生が用いた製品は、過去の輸入オリジナル品で、キットの造作そのもの
 は同じですが、トラス部分や手すりの色合いは、上の製品とは異なります


Nレイアウト探訪 ~トラス形跨線橋のある風景~
おわり