急行「まりも」号 ~DD51+14系時代 と その前後~

札幌 - 釧路 間を結んだ、急行「まりも」号です。

この列車のルーツは古く、1949年に 函館 - 釧路間を結んで
いた夜行急行列車が原点で、後に釧路 - 根室間を普通列車と
して延長運転、1951年に 急行「まりも」の 愛称が与えられ
ました。

▼D51 +  旧客 時代 の 急行「まりも」号 札幌発 釧路行

ORC_D51_まりも
▲スハフ44 + スハ45 + スロ52 + オハネ17×5 + ナロネ10 + ナハネフ10 + マニ60 + オユ10
 牽引機:札幌 - 富良野 = C57、富良野 - 釧路 = D51
(編成出典:旧型客車のページ さま - 列車愛称別編成表

1965年 に 札幌 - 釧路間の列車となるも、1968年 に 他列
車との統合で「まりも」の愛称が 一旦消滅、 以後石勝線が
開業
した 1981年 に 同線経由で 札幌 - 釧路間に 急行「ま
りも」が、旧客の組成で返り咲きました。

北斗星色 DD51 が すっかり定着した時代
ORC_DD51_14_まりも_02
北海道内の夜行急行列車定番の組み合わせとなりました

1982年11月からは、座席車に14系500番台客車が投入され、
10系寝台車との混結時代を経て、1983年7月からは、寝台車
も14系に置き換えられ、ハネ5両+ハザ3両に加え、オユ+
マニを従えた組成が見られるようになりました。

▼水銀灯に照らされた姿が なんとも幻想的な雰囲気
ORC_DD51_14_まりも_03
▲客車側面に浮かび上がる方向幕の白い明かりもいいですね

1988年になってから、快適な夜汽車旅を過ごしてもらおう
と、
本格的リクライニングシートを装備した「ドリームカー」
も登場しました。

▼ドリームカー新登場 を アピールするパンフ
PNF_まりもドリームカー_1
▲シートは キロ182 からの 発生品の再利用でした・・

▼ドリームカー アピール物件 の 別バージョン
 写真は上のパンフと同じものを使い回していますね
切符_まりもドリームカー_1
▲客用扉引戸のシルエットが北海道らしさを醸し出します

ドリームカーの導入、女性専用席の設定など、アップデート
されていく北海道の夜行客レは、しばらく安泰かと思ってお
りましたが、1993年に特急 <おおぞら> に編入される形で
気動車+ハネの姿に変わり、あろうことか「まりも」の名は、
2度目の消滅をくらったのでした。

▼朝日を浴びて札幌を目指す 在りし日の 「急行まりも」
ORC_DD51_14_まりも_001
▲ハネの連結が2両にまで減ってしまった晩年の姿

▼「昭和」と「急行まりも」の文字が入った 乗車証明書
乗車証明書_まりも_原本

「二度あることは三度ある」の言葉のとおり、後に特急列車
として、再び「まりも」の名が復活を遂げるのでしたが・・。

▼2001年に 特急として復活した「まりも」号
ORC_183_まりも
▲根室まで快速列車のスジで快速として延長運転されました

特記すべきは「まりも」の愛称復活を記念して、北斗星の24
系客車を使用した「北斗星まりも」が 運転されたことでしょ
うか。釧路 - 根室間の牽引機は、釧路カラーの DE15 がエス
コートしました。

▼北斗星まりも号乗車記念ポストカード と 方向幕(シール)
北斗星まりも_乗車記念葉書と幕
▲下り列車 の ポストカード は 背景色がブルーらしいです

華々しく登場した「特急まりも」でしたが、2007年になる
と、週末と繁忙期のみに運転される臨時列車に格下げされ、
2008年8月末をもって、廃止の運命を辿りました・・。


▼トレインマーク 
(画像元:愛称別トレインマーク事典
TM_まりも
またいつしか、定期列車の愛称名として復活する日がやって
くるのでしょうか・・


          *  *  *


※掲載写真のうち3枚は 以下のオレカのものです
ORC_まりも_集合


急行「まりも」号 ~DD51+14系時代 と その前後~
おわり