167系「ホリデー快速 <むさしの> 」号 ~短絡線のり鉄列車~

田町区のアコモ改善車 167系で、大宮 - 河口湖間 を結んで
いた「ホリデー快速 <むさしの> 」号です。

"むさしの号" というと現代では、通勤形電車で大宮 - 八王子
間に定期運行されている普通列車となりますが、 
東京多摩
域と大宮を結ぶ
始祖となる列車は、1983年 に 東北・上越新
幹線の連絡列車として 
府中本町駅 - 大宮駅間に運転された夏
季臨が原点と言えます。

武蔵野線 - 東北貨物線のルートは、貨物列車が走る通称「大
宮支線」という短絡線(与野 - 西浦和)が活用されました。

▼土休日を中心に運行された「ホリデー快速 むさしの」号
ORC_167_ホリデー快速むさしの_2
丸い大きなヘッドマークを掲げて運転されていました

ホリデー快速 むさしの」号は、大宮から河口湖まで乗り
換えなしで結んだ 画期的な列車でしたが、その列車の役割
から "むさしの" 号と呼ぶには、少々違和感がありますね・・。

武蔵野線 - 中央線のルートは、こちらも貨物列車が走る通
称「国立支線」という短絡線(新小平 - 国立)が活用され
ました。 
いずれの短絡線もその殆どの区間がトンネルとな
ため、車窓に期待はできませんが、未体験のルート上を走
行する列車の車内では、ワクワク感が高まったものでした。


ホリデー快速 むさしの」号 の オレカ
ORC_167_ホリデー快速むさしの
この頃から「ホリデー快速〇〇」という列車が多方面へ運
されるようになり、愛称名も行先の行楽地にちなんだ名
称へシフト、この列車も「ホリデー快速河口湖」号へ発展、
しっくりする営業案内になっていきました。

これまで、団臨などでしか乗車する機会が得られなかった
「短絡線」や「貨物線」の
 "のり鉄" が、日常的に 叶うよ
うになった時代を迎えたのでした。

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おわり