165系 快速「ムーンライト」号(ピンク系カラー編成
   ~帰宅の足となっていた夜行快速~


今年も桜の開花の声が聞こえはじめましたので、桜の色にあ
やかり「ピンク系」のカラーをまとった「ムーンライト」の
記録を掘り出しました。

かつて 新宿 - 新潟 - 村上間 を 結んでいた 夜行快速列車で
外部塗装が変更された、新
カヌ所属の 165系3連4編成が
ムーンライト用に投入され、カラーリングは、各編成毎に
異なり、
緑系、茶系、赤系、ピンク系をまとっていました。

▼在りし日の ピンク系カラー の 快速「ムーンライト」号
165_ムーンライトえちご_ピンク
▲多客時には 最大9両編成 で 運転されたこともありました

車内には自販機も設置され、座席はグリーン車の廃車発生品
を再利用して、シートピッチも拡大されていました。

運転開始当初は、単なる「ムーンライト」号という愛称名で
スタートしました。

▼まだ「えちご」の 呼称がなかった時代 の 指定席券
切符_ムーンライト_指定券
▲新潟まで「ワンコイン」で座席が買える料金設定でした

後のムーンライト用165系のカラーは、窓周りがグレーで、
黄緑とレモンイエローの帯をまとった姿に落ち着きました。
色は変われど、やはり上越夜行は165系が一番お似合いです。


--(もけい鉄 雑談)-------------------------------------------------------
 写真のピンク系以外の、緑系、茶系、赤系3種カラーは、KATOさんから
 特別企画品として、いち早く製品化されていましたね。
KATO 特別企画 165 ムーンライト
 需要と供給のバランスを見誤ったためか、未だに在庫を抱える模型屋さん
 を見かけます・・。

 ピンク系カラーのモデルは、マイクロエースさんのみに終わりました。
マイクロエース_A0908
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ムーンライト号の関東圏の客扱い駅は、新宿・池袋・赤羽・
大宮・高崎だけで、全車指定席でありながら、深夜帰宅の
サラリーマンの姿も、ちらほら見受けられました。


          *  *  *


■帰宅の足となっていた実話■
小生の職場で埼玉方面から通勤する社員の中には、深夜にな
るほど混雑が激しくなる埼京線のラッシュを避けたいがため
に、赤羽や大宮まで、ムーンライトの指定券をわざわざ購入
して、帰宅していた輩がおりました。

この輩は、小生が "収集鉄" であることを知っていたことから、
何度か使用済みのきっぷを手渡されたことがあったのですが、
その中に「ムーンライトえちご」のきっぷがあったことを思
い出しました。

▼手渡された「ムーンライトえちご」の 指定席券・・
切符_ムーンライトえちご_指定券
▲定期券乗車はできないため、乗車区間の運賃も別払いし・・

しかし、こんなに短い国電区間内の発着であっても、ちゃん
と指定券を発券してくれ
るんですね・・。この輩のために真
に新宿駅から新潟県内へ向かいたい人が一人分着席チャンス
を奪われている訳ですが・・。 
しかも
指定席料金は 500円 と思いきや 300円となっており、
短距離の利用に適用する指定席料金の設定があったことも、
このきっぷを見て知った次第です。

ホームライナーではない夜行快速列車に、当時のライナー列
車と同額の料金で座席を提供することで、定期券客から別途
運賃も徴収できる作戦で、少しでも増収をねらったものだっ
たのでしょうか・・。
輩いわく、週末や多客期以外は、毎度指定席にはありつけて
いたそうで、300円で座席が確保できるうえ、ラッシュから
も解放されるため、布の紐も緩みがちだったそうです。
定期券で乗れるホームライナーや普通列車の2両のグリーン
車の席が、毎日
埋まっているのも納得です・・。
マイクロエース_A0908_UP
赤羽までの指定券を持って、目が覚めたら「大宮」だった、
ということが1度だけあったそうで・・。危ない、危ない・・。

大宮で下車を逃すと、だまって高崎まで運ばれ、高崎で目が
覚めないと「次は長岡・・」という時代がありました・・。


165系 快速「ムーンライト」号(ピンク系カラー編成
   ~帰宅の足となっていた夜行快速~

おわり