455系 急行「ばんだい」号 ~8日前から販売される指定席券~
上野 - 会津若松・喜多方間を結んだ、急行「ばんだい」号。
誕生当時は、気動車と客車による運転でしたが、磐越西線の
電化を機に 455系電車 に 置き換わりました。
▼磐梯熱海駅に入線する 急行「ばんだい」号
▲ボワ~ンとしたオリジナルデカ目ライトがいい雰囲気です
磐越西線内は、6両編成の単独運転でしたが、上野 - 郡山間
では大半の列車が、急行まつしま、いわて、ざおうとの併結
運転となり、12両編成 で走る姿を見ることができました。
▼ズームアップ
▲列番に着目すると 4101M を 表示していますね
この列番を1978年時刻表で紐解くと、上野12:06発 喜多方
行「ばんだい5号」とされています。喜多方には 17:23着。
▼当時の「ばんだい5号」の 編成図
(出典:日本交通公社 時刻表 1978.10)
東北本線上での列番は、急行「いわて1号」側のスジ 101M
で併結、郡山から先、磐越西線内では 4101M と なって終着
喜多方まで運転されていました。
時刻表上の表記では、郡山まで東北本線上の列番1つに2つ
の愛称名が並び、郡山から磐越西線へ向かう「ばんだい」を、
隣の2列目に並べて、磐越西線上の列番1つで分離表記され、
郡山から時刻表上の磐越西線のページが案内されていました。
▼最盛期の 急行「ばんだい」号 下り列車 時刻表の抜粋
(出典:日本交通公社 時刻表 1978.10 ※大宮~郡山間 省略)
朝一の1号から、夜行の11号まで設定されていた他、多客
時には、季節列車・臨時列車も多数設定されていました。
中でも目を引くのが臨時列車で、山形行急行「ざおう57号」
+「ばんだい55号」は気動車列車、「ざおう59号」+「ば
んだい57号」は 客車列車で運転されていました。
また、日付けが変わる 0時14分発 臨時「ばんだい59号」は
併結がなく全区間を客車で単独運転されていました。
■指定席券 前売り販売開始ルールの特例
( 出典:国鉄 首都圏ニュース 73 VoL.9 )
当時、指定席券の前売りは、駅の旅行センターや旅行会社
の窓口では、出発の1か月前から、国鉄の「みどりの窓口」
では1週間前(4名以上の場合に限り12日前)とされてい
ましたが、営業局が別途定めた特定の列車については、出発
の8日前から販売という取り扱いがあり「ばんだい59号」は
これに該当し、その記号が 時刻表上に記されていました。
▼赤枠の記号が、指定券8日前販売を表します
(出典:日本交通公社 時刻表 1978.10)
この記号を見落として、通常列車と同じ感覚で指定券を買い
に行くと、「この列車はまだ販売できませんよ」と窓口氏に
あっさり告げられ、無駄足を踏むことに・・。
更には2日前にならないと販売されない列車も存在しました。
毎月の時刻表を熟読していないと、普通の人は、まず判りま
せんね・・。現代では手元の端末でクリックしていけば、無
駄足を踏むことなく確実に購入が済むのですから、なんとも
便利な時代になったものです・・。
* * *
▼磐越西線を行く客レから磐梯山を望む(40年弱前・・)
▼♪ エイヤー 会津磐梯山は 宝の山よ~ ♪
455系 急行「ばんだい」号 ~8日前から販売される指定席券~
おわり
上野 - 会津若松・喜多方間を結んだ、急行「ばんだい」号。
誕生当時は、気動車と客車による運転でしたが、磐越西線の
電化を機に 455系電車 に 置き換わりました。
▼磐梯熱海駅に入線する 急行「ばんだい」号
▲ボワ~ンとしたオリジナルデカ目ライトがいい雰囲気です
磐越西線内は、6両編成の単独運転でしたが、上野 - 郡山間
では大半の列車が、急行まつしま、いわて、ざおうとの併結
運転となり、12両編成 で走る姿を見ることができました。
▼ズームアップ
▲列番に着目すると 4101M を 表示していますね
この列番を1978年時刻表で紐解くと、上野12:06発 喜多方
行「ばんだい5号」とされています。喜多方には 17:23着。
▼当時の「ばんだい5号」の 編成図
(出典:日本交通公社 時刻表 1978.10)
東北本線上での列番は、急行「いわて1号」側のスジ 101M
で併結、郡山から先、磐越西線内では 4101M と なって終着
喜多方まで運転されていました。
時刻表上の表記では、郡山まで東北本線上の列番1つに2つ
の愛称名が並び、郡山から磐越西線へ向かう「ばんだい」を、
隣の2列目に並べて、磐越西線上の列番1つで分離表記され、
郡山から時刻表上の磐越西線のページが案内されていました。
▼最盛期の 急行「ばんだい」号 下り列車 時刻表の抜粋
(出典:日本交通公社 時刻表 1978.10 ※大宮~郡山間 省略)
朝一の1号から、夜行の11号まで設定されていた他、多客
時には、季節列車・臨時列車も多数設定されていました。
中でも目を引くのが臨時列車で、山形行急行「ざおう57号」
+「ばんだい55号」は気動車列車、「ざおう59号」+「ば
んだい57号」は 客車列車で運転されていました。
また、日付けが変わる 0時14分発 臨時「ばんだい59号」は
併結がなく全区間を客車で単独運転されていました。
■指定席券 前売り販売開始ルールの特例
( 出典:国鉄 首都圏ニュース 73 VoL.9 )
当時、指定席券の前売りは、駅の旅行センターや旅行会社
の窓口では、出発の1か月前から、国鉄の「みどりの窓口」
では1週間前(4名以上の場合に限り12日前)とされてい
ましたが、営業局が別途定めた特定の列車については、出発
の8日前から販売という取り扱いがあり「ばんだい59号」は
これに該当し、その記号が 時刻表上に記されていました。
▼赤枠の記号が、指定券8日前販売を表します
(出典:日本交通公社 時刻表 1978.10)
この記号を見落として、通常列車と同じ感覚で指定券を買い
に行くと、「この列車はまだ販売できませんよ」と窓口氏に
あっさり告げられ、無駄足を踏むことに・・。
更には2日前にならないと販売されない列車も存在しました。
毎月の時刻表を熟読していないと、普通の人は、まず判りま
せんね・・。現代では手元の端末でクリックしていけば、無
駄足を踏むことなく確実に購入が済むのですから、なんとも
便利な時代になったものです・・。
* * *
▼磐越西線を行く客レから磐梯山を望む(40年弱前・・)
▼♪ エイヤー 会津磐梯山は 宝の山よ~ ♪
455系 急行「ばんだい」号 ~8日前から販売される指定席券~
おわり
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