フレートライナー ~国鉄民営化後の活性化時代~

JR貨物さんが施工した更新工事を受けた EF81 が活躍して
いた時代の フレートライナーの姿です。
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▲小雨の中、霧がかかる 山間部へ向かう コンテナ専用列車

以下「フレートライナー(freightliner)」の解説を事典から。

(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

~出典 START~
コンテナ貨車だけで編成された高速定期貨物列車。

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コンテナ輸送の協同一貫輸送システムとしてのメリットと
鉄道の大量輸送手段としての機能を結びつけたもので,主要
工業地域間,消費地域間など大量の雑貨輸送需要の発生する
区間の輸送効率向上を目的として設定された。

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1965年この方式を最初に採用したイギリス国鉄の命名による。
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日本では 69年に東海道フレートライナーが設定されて以来,
全国ネットワークが形成されてきており,76年頃は全コンテ
ナ輸送量の約半数を占めていたが,トラックとの競争の激化
から利用度の著しく低下したライナーもみられ,フレートラ
イナー本数は一時的に減少した

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が,その後自動車輸送の限界が指摘され,モーダルシフトの
必要性が高まるなかで,その利用価値が見直されている。
~出典 END~
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▲積載する JRコンテナも 初代形から次世代形 へ移行中の頃

車掌車廃止後、最後尾には丸い反射板を取り付けた列車の他、
写真の列車のように、テールライトを吊り下げる姿も見られ
るようになりました。


          *  *  *


トラックと鉄道を一貫輸送サービスとして提供する「フレー
トライナー」という事業も、
鉄道の発祥国であるイギリスが
元祖なんですね。日本の国鉄がそれを参考にして同様のサー
ビスを開始する決断を行った事は、大正解となった訳ですね。


フレートライナー ~国鉄民営化後の活性化時代~
おわり