思い出のスナップ「南小谷駅」~会社境界駅~

JR化後 の 大糸線・南小谷駅 でのスナップです。

この駅を境に 松本方が JR東日本さん、糸魚川方が JR西日本
さんの管轄となりました。

▼朝靄のかかる山々に囲まれた 駅前の風景
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▲前夜新宿を発った 急行アルプス が到着したところ

駅の業務、施設管理は、JR東日本さんが受け持ちされてます。

大糸線は、国鉄時代末期に全線 CTC化 され、運行管理を松本
CTC指令で行っていたため、JR化後もしばらく JR東日本さん
が全線の運行管理を担いましたが、2006年になってから会社
別の管理となりました。


▼1番線は 単式ホームで ご覧のような造作でした
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▲右手は 1級河川の 姫川 が流れ 糸魚川まで寄り添います

平時は美しいこの姫川の流れも、大雨等による自然災害では
容赦なく牙をむき、大糸線にとっては、幾度となく泣かされ
る存在でもあります・・。


▼2番線3番線は 島式ホーム (糸魚川方を望む)
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▲編成の長い列車は、基本的に 1番線 に発着していました


この当時の <急行 アルプス> の 末端区間は <快速>列車と
して運転されていました。


▼2番線に入線した 糸魚川行 キハ58  2両編成
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▲かつての 大糸線塗装 をまとった キハ58


ここを起終点とする両社のローカル列車は、基本島式ホーム
に入線し同一ホームで乗り換えできるよう配慮されてました。


▼3番線に入線した 松本行 115系 3両編成
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 ▲アイボリーを基調に 緑と赤のラインを配した 旧長野色 を
    まとった姿

長野オリンピックが近づくと、ほどなく新長野色への塗替え
が進んだことから、この塗分けは短命に終わりましたね。


JR東日本さんとJR西日本さんの境界駅は、北陸新幹線の開業
で、新幹線の上越妙高駅も両社の新たな境界駅となった一方、
在来線の直江津駅が北陸本線の3セク化でJR西日本さんとの
境界が消滅、在来線は南小谷駅が唯一の境界駅となりました。


思い出のスナップ「南小谷駅」~会社境界駅~
おわり